なんと半月以上ぶりのご無沙汰でございました。
久々のこのブランク。
前回出演してから京都ケントスにお邪魔してみると、台風は来たわ
祇園祭も天神祭も終わっているわ
学生さん達は夏休みに突入しているではござんせんか。
オイラの頭の中身も夏休みに入りかけてたので、レパートリーの内50曲以上は
忘却してしまっているのではないかと戦々恐々でした。
そういう状況下なのに平日ライブで5回ステージ。
いやあ、なかなかのプレッシャーになりますね。
(体力、およびコード進行の記憶力的な意味で)
夏っちゅう事でその名前がポン!っと浮かぶのはザ・ビーチ・ボーイズ。
脳天気な波乗りソングばっかりやってるバンドではなくて
未だに現役という長い歴史の中、揉め事やらなんやらを抱えてながらのバンドです。
「サーフィン・U.S.A.」や「アイ・ゲット・アラウンド」などの
60年代前半のサーフィン・ホットロッドミュージック時代のヒット曲が
よく知られていますが、今回の新曲は1967年の「Wild Honey」より「Darlin’」を。
http://www.youtube.com/watch?v=j6xoJeq-rto
とはいえ、この曲はビーチ・ボーイズにとって実はセルフカバーにあたり
ガールポップ全盛の1963年にシャロン・マリー
(ビーチ・ボーイズのメンバーのマイク・ラヴの彼女)の為に書かれた曲。
その時の曲名は「Thinkin’ bout You Baby」でした。
http://www.youtube.com/watch?v=q4F3MOdQfAs
ちなみにこの時は全く売れなかったそうですw
こっちのバージョンも好きなんですけどねえ。とってもフィル・スペクターで。
この曲に相当思い入れがあったブライアン・ウィルソンはRedwoodsという
グループに「Darlin’」として録音させるも、これはオクラいり。
しかしこのRedwoodsというグループ、後にThree Dog Nightと名を変えて
「Joy to the World」などのヒットを生み出していきます。
(うーん、ヒット曲に歴史ありだな・・・)
で、1967年。
そろそろ薬で奇行が目立ち始めたブライアンは曲が作れる状態ではなく
昔の曲を引っ張り出してきて、末の弟のカールに「お前が歌えや」となるのです。
当時、カールはなんとまだ20歳。
高いキーのこの曲をなんなく歌いこなしているのがゴイスーです。
そうそう、山下達郎が好きな人には、彼のアルバム「Big Wave」で
なんとも忠実にカバーされているのでお馴染みかと。
達郎はとってもマニアなのでラストのフェイドアウト部分のコーラスに
「Thinkin’ bout you Baby~」と織り込んでいるのが素晴らしいですな(笑)
今回これを歌ったのはConnie姐さん。
ヤロウ陣ががんばってコーラスをしているのを後ろに
とても気持ちよさそうに歌ってはりましたw
「雨にぬれても」でセンターのマイクスタンドが
ストーン!と下に落ちてしまうハプニングもw
オイラみたいにギターなら弾くのをやめてひょいと上げたらしまいですが
さすがにベーシストは手を止めるわけにはいきませぬ。
なので、仕切り直してもう一度最初からはじめさせていただきました。
誕生日の方もとても多くて、にぎやかな夜となりました。
さて、まだまだ夏は続きますぜ。
我々と一緒にいい汗かいて乗り切ろうではありませんか!
今日の記事はこれでおし「マイケル」っと。
「おはようからおやすみまで」ブラック・ダイヤモンドでしたー。
本日のセットリストは以下の「Continue Reading」からご確認下さい。